ホッと一息コーヒータイム…でもナニコレ⁉飲むティラミスと呼ばれる新感覚のエッグコーヒー3選
株式会社コントロールテクノロジーは、海外支社コントロールHRTをベトナム・ハノイに構えています。そのため、東京本社とハノイ支社間で定期的に出張業務が発生し、数カ月に1回は東京から出張者が訪れます。
東京から来た出張者は、慣れない地だからか、勤務中は顔が強張っていることもしばしば。「ハノイの空気はどうですか?」とか「今夜何食べたいですか?」と、ハノイ側のスタッフは少し気を遣いながら接しています。
そんな彼らの緊張をほぐそうと、ちょっとした驚きを仕掛けることも。例えば、「お疲れ様です、コーヒー買ってきましたよ、どうぞ」と、中身を内緒にしてエッグコーヒーというものを渡し、飲ませてその反応を楽しむことがあります(笑)。
エッグコーヒーとは、卵黄に砂糖やコンデンスミルクを混ぜてクリーム状にしたものを、コーヒーの上に乗せて飲むハノイの隠れた名物です。液体のティラミスと表現されることもあり、普通のコーヒーと思って飲んだ人は「え?ナニコレ!?」と100%の確率で驚きますが、「…うまっ!」と好評です。
今回のオープン社報では、出張者もおいしいと太鼓判を押した、ハノイ市内にある有名カフェの絶品エッグコーヒーを3つ紹介します。
目次
1.歩き疲れた時に飲みたくなる「ローディングティーカフェ/Loading T cafe」
旧市街にあるローディングティーカフェは、フランス植民地時代に建設されたヴィラを改装したため、隠れ家のようなレトロな雰囲気が漂っています。店内は天井が高く広々とした空間。地元のカップルや学生、観光客も多く訪れます。
「ホットエッグコーヒー/Cafe Trung Nong」(6万VND)を注文すると、エッグコーヒーについて解説した飲み方説明書が渡されるのは同店ならでは。おしゃれなカップになみなみと注がれたクリームの下にはコーヒーが、そのさらに下にはコンデンスミルクの層があり、3段構造になっています。
ひと口飲むと、エッグクリームの滑らかな舌触りに感動を覚えます。甘すぎず苦すぎずの程よいマイルドな味わいで、疲れた心を癒してくれます。飲み終わったらクセになり、もう1杯飲んでみたくなること間違いなし!
2.昔から変わらない味でプチタイムスリップ「ディンカフェ/Dinh Cafe」
ディンカフェは、ホアンキエム湖の北岸沿いにある黄色いレトロな建物の2階にあります。40年以上の歴史がある老舗で、昔ながらの小さな椅子やテーブルが置かれた店内は、ハノイ旧市街の昔ながらの光景を肌で感じることができます。
同店の「ホットエッグコーヒー/Cafe Trung Nong」は、他店では約5万VND前後で提供しているところが多い中、2万5000VNDと比較的安価です。金色に近い美しいクリームにちょっとしたイラストが描かれていて、可愛さは満点。飲むティラミスと呼ばれるにふさわしい、クリーミーさが強い逸品です。
昔の空気感が味わえる店内席もいいですが、ホアンキエム湖を眺められるテラス席もおすすめ。現代の風景と昔の様式を同時に味わえる、貴重なカフェです。
3.ミニ美術館で伝統の味を嗜む「カフェラム/Cafe Lam」
カフェラムも、70年以上の歴史を持つ市内屈指の老舗カフェです。店内はベトナム絵画が多く飾られているほか、床はセメントタイルが敷かれているため、ちょっとした美術館内カフェタイムを味わえます。
同店の「ホットエッグコーヒー/Cafe Trung Nong」(4万VND)は、見た目はいたってシンプルですが、ちょっとした味のアクセントにココアパウダーをかけています。甘いクリームと、カカオとコーヒーが見事に調和した濃厚な香りが鼻をかすめ、飲み物というよりもケーキのようなデザートを食べる前のわくわく感に満たされます。
店内は車やバイクが多い道沿いにあるため少々騒がしいものの、それもベトナムらしさとして異国情緒を楽しめます。静かな雰囲気が好みなら、2階席を利用しましょう。
まとめ:ベトナムは世界屈指のコーヒー大国!
国民のほとんどがコーヒー好き、という国はありふれていますが、ベトナム人のコーヒー好きは段違いです。スーパーマーケットに行くだけでもきっと、コーヒーの種類の多さに驚くことでしょう。
そんなコーヒー大国ベトナムが誇る珍名物が、今回紹介したエッグコーヒーです。そのまろやかさは、飲むティラミスと呼ばれるだけはある絶品ものです。日本人の中には、甘いものはちょっと、と苦手意識を持っている人がいますが、それでも1度は体験として飲んでみてほしいコーヒーです。
ちなみに、エッグクリームを乗せた「エッグビール」や「エッグココア」というものもあるんですよ。そのドリンクについて…は、またの機会にご紹介します。次ハノイに来る出張者には、ぜひとも会食でエッグビールを飲んでいただきたいものです。