新卒エンジニア1年目で気づいた、バグ対応の意外な面白さ

皆さん、こんにちは!2025年に新卒エンジニアとして入社したS.T.です。

今回は、入社してから経験した1年間の業務の中で、特に印象に残っていることを紹介します。

エンジニアの仕事と聞くと、新しい機能を作る案件開発に華やかな印象を持つ方も多くいます。私自身も、入社前はそのようなイメージを持っていました。ただ、実際に働く中で特に興味深いと感じたのは、意外にも「バグ対応」でした。

バグ対応とだけ聞くと、これからエンジニアを目指す皆さんにとっては、大変かつ面倒な業務と感じてしまうかもしれません。しかし実際に取り組んでみると、私のように、案件開発とは異なる面白さがあることに気づかされるかもしれません。

目次
  1. バグ対応がプロダクトを深く知る貴重なきっかけに
  2. ユーザー目線で考える機会が多い
  3. 大変だからこそ達成感や満足感もひとしお
  4. バグ対応を通じて案件への向き合い方が変化
  5. まとめ

バグ対応がプロダクトを深く知る貴重なきっかけに

バグ対応が面白いと感じた部分は、一つの画面や機能だけを見て終わるものではないところです。

案件開発では、機能の概要や対象範囲があらかじめ決まっていることが多く、最初に確認する画面も絞られます。一方のバグ対応は、「この不具合はどこで起きているのか」「本当にこの画面だけの問題なのか」を一つずつ画面で見ていく必要があります。

また、当社の予約システム「RESERVA(レゼルバ)」は、予約の入口だけで完結するサービスではありません。予約受付から顧客管理、通知、決済、外部サービスとの連携など、さまざまな要素がつながって動作しています。そのため、最初は一つずつ画面を追っていく作業が大変でしたが、バグについて調べるほど「RESERVAは、この機能もこのようにつながっているのか」と気づくことが増えていきました。

単に不具合を直すというよりは、プロダクト全体を少しずつ立体的に理解していく感覚に近く、そこが私にとって特に面白いポイントであり、知識を深める貴重なきっかけとなりました。

ユーザー目線で考える機会が多い

もう一つ、バグ対応に興味を惹かれた点は、ユーザー目線でプロダクトを見る機会が多いことです。

案件開発では、基本的には開発者目線で新機能の実装を進めます。一方、バグ対応では、「ユーザーには今どのように見えているのか」「どこで困るのか」「どのタイミングで違和感が出るのか」を考えながら確認する作業が増えました。

実際に管理画面で操作して、バグの状況を再現し導線を追うと、開発側の視点だけでは見落としやすい部分にも気づくことができます。予約するエンドユーザーが問題なく操作できるか、サイトを設定する管理者が迷わず扱えるか、そのような感覚を持ちながら作業をすることで、仕様への理解も一段と深くなりました。

これらの作業を通じて、私は、新機能の実装に集中することよりも、実際の使用シーンを考えながら理解を広げる過程にやりがいを見出しました。どこに面白さを感じるかは各人各様ですが、自分の性格にはバグ対応が合っていたようです。

大変だからこそ達成感や満足感もひとしお

もちろん、バグ対応はかんたんなことばかりではありません。

先ほども触れたように、バグ対応は一つの画面だけで完結しないことが多く、時には調査が迷路のようになります。バグの影響範囲の判断に悩み、原因にたどり着くまで時間を要する場面も多々ありましたが、試行錯誤した分だけ、修正方針が定まったときの達成感は大きいです。最初は点でしか見えていなかった画面や仕様が、調査を進めるうちに一本の線でつながる感覚があり、それがとても印象に残っています。

また、バグの修正後、想定通りに作動する瞬間を確認できたときは、単に作業が終わったというよりも、自分の理解が一段と進んだように感じます。仕様に対する知識が増えたことと、不具合を解決できたことを同時に実感できるため、満足感もひとしおです。

バグ対応を通じて案件への向き合い方が変化

バグ対応の実務を通じて、案件開発に向き合う際の視点も変わりました。

たとえば実装方針を検討する際に、「この変更は別の画面にどう影響するだろうか」「ユーザーから見て違和感のない流れになっているだろうか」と、以前より広い範囲まで意識できるようになりました。初期実装の段階で考慮すべき観点に気づけるようになったことは、バグ対応を通じて得た学びの一つです。

案件開発には、新しい価値を形にする楽しさがある一方で、バグ対応には、既存の仕組みを深く理解し、より良い状態に整える面白さがあります。私にとっては後者の印象が強く、結果として最もやりがいを感じた仕事として記憶に残りました。

まとめ

今回は、新卒エンジニアとして働く中で、最も面白いと感じたバグ対応について紹介しました。

バグ対応は一見、地道に見える業務ですが、実際には多くの画面や機能を横断するため、RESERVAを広く知るきっかけになります。また、ユーザー目線でシステムの動作を考える機会が多く、仕様理解が深まりやすい点も魅力です。

これからエンジニアを目指す皆さんにも、このような仕事の面白さが少しでも伝わればうれしいです。