生まれ変わる品川の街!都心最大級の再開発|高輪ゲートウェイシティ建設最新レポート!(2024年11月19日最新)

株式会社コントロールテクノロジーは、品川駅から徒歩5分にある品川インターシティに本社を構えています。

品川周辺では、JR東日本の開発プロジェクト第Ⅰ期として再開発が実施されており、「TAKANAWA GATEWAY CITY」の建設が進められています。江戸時代には、幕府のある江戸への玄関口としての役割を担い、日本で初めて鉄道が走った街としても有名な品川。現在も、羽田空港や成田空港へのアクセスが良く、世界と日本をつなぐ街であるこの場所に、「Global Gateway」というコンセプトのもと、持続可能な社会を目指す商業施設、宿泊施設、住宅、学習施設などを備えた、国際交流の拠点となる新たな場所を創造しようとしています。

早い場所で今年度(2024年度)末に開業する高輪ゲートウェイシティ。そこで今回から、毎月1回、高輪ゲートウェイシティの開発の様子をレポートしていきます!変わりゆく品川の街を一緒に追っていきましょう!

目次
  1. 1.TAKANAWA GATEWAY CITYとは
  2. 2.新たに建設される4つのエリア
    1. 1街区 住宅棟
    2. 2街区 文化創造棟
    3. 3街区 複合棟Ⅱ
    4. 4街区 複合棟Ⅰ North・South
  3. 3.高輪築堤跡の保存
  4. 4.高輪にNEWoManがオープン決定!多彩な業種200店舗以上が入居予定
  5. 5.現地レポート(随時更新)
    1. 2024年11月19日
    2. 2024年10月22日
    3. 2024年9月24日
    4. 2024年9月2日

1.TAKANAWA GATEWAY CITYとは

高輪ゲートウェイシティは、JR東日本が品川エリアで進める都市開発プロジェクト「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」の一環として建設されている複合型施設です。開発区域面積は、JR山手線品川駅~高輪ゲートウェイ駅~田町駅へ、線路に沿って南北に約9.5ヘクタールで、都心の再開発プロジェクトとしては過去最大規模を誇ります。羽田空港・成田空港、共に好アクセスな地域の特性から、コンセプトを「Global Gateway」とし、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」となる街を目指します。JR東日本グループが取り組む環境長期目標「ゼロカーボン・チャレンジ 2050」の先導プロジェクトとして、CO2排出実質ゼロを目指した街づくりを推進し、水素エネルギーの活用や国際的な環境認証であるLEED(リード)の取得、モビリティや燃料電池での活用を行うことを検討するなど、サステナブルな取り組みを進めています。

また、街の利便性を向上させるために、デジタルツインやスマートシティ技術を活用し、最新のICTインフラを整備しています。さらに、JWマリオットホテルやインターナショナルスクール、国際会議対応のコンベンション施設など多様な施設が揃い、国際交流や新たなビジネス、文化が生まれる場としての発展が期待されています。

2.新たに建設される4つのエリア

高輪ゲートウェイシティは、大きく5つの建物で成り立っています。本段落では、各棟にクローズアップしていきます。

1街区 住宅棟

住宅棟では、外国人ビジネスワーカー向けに、高層の高級賃貸住宅やテラス付きの住戸が提供されます。低層部には東京インターナショナルスクールが設置されており、次世代育成・グローバルコミュニティの拠点と、家族が快適に暮らせる環境を整えています。住宅棟のインテリア監修には、世界中で数々のラグジュアリーホテルを手掛けたHBA株式会社(ハーシュ・ベドナー・アソシエイツ)が参加しています。“Wind and Sails(風と帆)”をコンセプトに、風を受けて揺れる帆の柔らかさと、大海を進む帆船の力強さを併せ持ち躍動感あふれるデザインが特徴です。また、隣接する広場には生物多様性に配慮したビオトープが整備され、都心の中でも自然を感じられるエコロジカルな環境になっています。

2街区 文化創造棟

公園と一体となった低層建物を計画し、外装デザインアーキテクトに、新国立競技場や高輪ゲートウェイ駅を手掛けた隈研吾(くまけんご)氏を迎えます。緑と木を基調に建物全体で日本の四季を表現する文化創造棟は、街のシンボルとなる施設として展示施設やホールなどを備え、次世代に向けた文化育成・交流・発信の拠点を目指しています。文化創造棟準備室長には、MoMA(ニューヨーク近代美術館)で文化庁在外研修員を経験した内田まほろ氏を起用しています。こちらの棟は、2025年度(2026年3月)内に開業予定です。

3街区 複合棟Ⅱ

都営地下鉄浅草線と京急が乗り入れる泉岳寺駅に隣接する複合棟Ⅱ。オフィスフロアに加え、商業施設やクリニック、フィットネスを完備し、ビジネスワーカーの街での暮らしを支える役目を担います。エネルギーセンター・地域冷暖房設備を搭載することで、街全体に環境性能の高いエネルギーを供給し、災害時も電力・熱を確保します。こちらの複合棟Ⅱも文化創造棟と同様、2025年度(2026年3月)内の開業を予定しています。

4街区 複合棟Ⅰ North・South

高輪ゲートウェイ駅前に建設される国際交流拠点の象徴、ツインタワーの複合棟Ⅰは、North棟とSouth棟の2つで構成されます。KDDIの本社が移転予定のほか、駅直結の立地を活かし、国際会議の誘致を想定した大規模コンベンション・カンファレンス機能を整備しています。South棟には、ラグジュアリーホテルのマリオット系列JWマリオットホテル東京が開業予定。North棟高層のルーフトップレストランや低層部全体に広がる商業施設などにより、世界中からの来街者を迎え、利便性の高い空間を提供します。開業は2024年度末(2025年3月)を予定しています。

3.高輪築堤跡の保存

画像引用元:JR東日本 JR東日本ニュース「高輪築堤跡 これからの 100 年に向けて

高輪築堤は、1872年に新橋・横浜間で開通した日本初の鉄道に関連する遺構であり、鉄道の歴史や土木技術の近代化などの面で重要な証拠とされています。発掘調査により、第7橋梁の橋台を含む開業当初の遺構が確認され、JR東日本は専門家の指導のもとで保存方針に基づく記録保存調査を進めています。 2021年9月17日には、第7橋梁部と公園部が「旧新橋停車場跡及び高輪築堤跡」として史跡指定され、今後の現地公開に向けた具体的な検討が進められています。現地公開は2027年を予定しており、発掘時に失われた構造物の再現や、歴史を感じる空間を提供します。 また、ARやVR技術を活用した鉄道の景観再現なども予定されています。新橋・横浜間の鉄道開業当初の記録については、歴史資料調査や研究成果の整理が行われ、今後の史跡の公開や活用に役立てられる予定です。

4.高輪にNEWoManがオープン決定!多彩な業種200店舗以上が入居予定

画像引用元:NEWoMan TAKANAWA

2024年11月1日(金)に情報解禁された「NEWoMan TAKANAWA(ニュウマンタカナワ)」は、JR東日本鉄道の子会社である株式会社ルミネが展開するファッションビルです。オープンは2025年3月27日を予定しています。これまでに新宿と横浜に店舗を構えるニュウマンですが、今回の高輪は、さらに充実した店舗数と規模で登場します。

画像引用元:NEWoMan TAKANAWA

3街区「THE LINKPILLAR2」と4街区「THE LINKPILLAR1 South・North」には、複合業種の計200店舗が入居予定です。参考までに、新宿には102店舗、横浜には110店舗が入居しており、既存のニュウマンと比べて約2倍の規模となります。また、ルミネ史上最大規模の延床面積約60,000㎡を誇り、ショッピングにとどまらず、さまざまな生活価値を体感できるエリアが集結する予定です。オフィス街に隣接しているため、多くの利用者が見込まれ、仕事帰りに同僚や友人、恋人と食事を楽しむのはもちろん、1人でのショッピングも気軽に楽しめそうです。

画像引用元:NEWoMan TAKANAWA

ニュウマンは、ルミネよりも少し高めの年齢層、30〜40代の上質で本物志向の大人の女性をメインターゲットに設定しています。そのため、オフィス用の洗練されたファッションアイテムや、プライベート用のおしゃれなアイテムまで、幅広いショッピングを楽しめるラインナップが期待できるので、ついついたくさん足を運んでしまいそうですね!

5.現地レポート(随時更新)

現地に実際に行って撮影した様子をお届けします!

2024年11月19日

高輪二丁目交差点から複合棟ⅠSouthを見上げた写真です。約4か月後には低層階がオープンするということもあり、建物全体がほぼ完成形に近づいています。外観のディテールも整い始め、街に新たなシンボルが誕生する瞬間を予感させます。取材日は雲一つない青空だったので、ビルが反射する様子も素敵でした。

低層階のエントランス部分では、前回の取材時と比較しても明らかな進展が見られます。ガラス窓越しに内部を覗くと、蛍光灯が点灯しているのが確認できました。一方で、内装はまだスケルトン状態で、完成にはまだ時間がかかる様子です。

こちらは泉岳寺交差点から複合棟ⅠNorthを見上げた写真です。全体の外観は、以前と大きな変化がないように見受けられますが、低層階には着実な進捗が感じられます。

こちらが、複合棟ⅠNorthの低層階部分を拡大した写真です。低層階部分は形が整い始め、着工時の状態とは大きく異なることが確認できます。ほかのビルとは異なる曲線の形状も完成予想図に近づいてきた印象を受けました。おそらくこの部分には、先日発表された「NEWoMan TAKANAWA」が入ると予想されます、楽しみですね!

再び泉岳寺交差点から、複合棟Ⅱの様子を撮影しました。外観には目立った進展は見られませんが、上層階の工事が進んでいる兆候として、窓ガラスに貼られた張り紙が確認できました。低層部では、クレーンが活発に動き、文化創造棟方面の工事が進んでいることが伺えます。

泉岳寺駅前から、偶然開いていた工事用ゲートを通して撮影した複合棟Ⅱの低層階です。天井が高めに設計されているため、商業施設としての雰囲気を漂わせています。まだ柱や構造体が主体の段階ですが、多くの作業員が熱心に作業しており、完成に向けた熱気が伝わってきました。

こちらは、泉岳寺交差点からとった複合棟Ⅱの低層階です。こちら側から今まで撮影を進めてきていましたが、柵が周辺全体を囲うようになりました。それだけ低層階の工事が本格化してきたのではないかと予想しています。

文化創造棟の建設予定地の写真です。隈研吾氏の特徴である木材を用いたデザインがまだ見られないものの、地下階の建設が進行している様子を確認できました。体感としては、プレスリリースなどの写真で見るよりも、かなり広い建物になりそうです!

同じ角度から1街区住宅棟と思われる場所を撮影した写真です。見切れていますが、写真左側の建設中の建物が住宅棟で、全面ガラス張りの複合棟Ⅰ・Ⅱとはまた違った印象です。まだ10階ほどしか作られておらず、完成図の面影はありませんでした。この建物の上部には、日本初のマリオットグループのエグゼクティブラインのJWマリオットホテルが入居予定とのことでしたが、またホテルと思われる部分は作られている様子がありませんでした。

補助線街路第322号線から複合棟Ⅱを見上げた写真です。こちらも先月同様、変化があまり見られませんでした。

2024年10月22日

高輪二丁目交差点から複合棟ⅠSouthを見上げた写真です。以前から、当ビルは完成形に近かったため、特に大きな変化は見られませんが、入り口部分の階段や室内の天井、窓の設置など細かい部分の工事が始まっているのがわかりました。今まで3回取材に行った中で、最も多くの作業員の方がいらっしゃいました。

この写真は、1枚目と反対の方向から、複合棟ⅠSouthを見た写真です。外壁に植栽が植えられている部分もあり、完成図に近づいてきているのがわかります。この建物が植物や木に囲まれた都会の中のオアシスとして機能し、利用者の心を癒してくれるのが楽しみですね!

この写真は、国道15号から複合棟ⅠSouthを撮影した写真です。新たに建物を建築している様子ではなく、壁や床などの内装工事が進められているように感じました。こちらは、国道沿いから見ることができるので、ぜひ車やバスなどで通った際は注目してみてください。

こちらは泉岳寺交差点から複合棟ⅠNorthを見上げた写真です。前回の取材から特に変わった様子は見られませんでしたが、下層階の開発が盛んになっているのが見受けられました。写真ではわからない内側の工事が進められている模様です。

こちらも泉岳寺交差点から撮影した、複合棟Ⅱの写真です。前回の写真と比較してみると、2.5階分窓ガラスの建築が進んでいるのがわかります。こちらのビルは取材のたびに、進んでいる様子が窓ガラスの高さでわかるので、取材しがいのあるポイントです。このペースですと、あと3カ月もすれば上層階の工事は完了すると予想されます。完成が楽しみです!

この写真も同じく、泉岳寺交差点から複合棟Ⅱの低層階を撮影したものです。前回の写真と見比べても特に変化が見られませんでした。隈研吾氏が手掛ける文化創造棟も前回と同様にまだ形がありません。しかし、取材をしていて少しばかり警備員の方が増えたように感じました。現在、見えない部分で工事が急ピッチで進められているということでしょうか。

こちらは、文化創造棟予定地を撮影したものです。こちらも1つ前の写真と同様に、大きな変化は見られませんでした。オープンまであと2年もあるので、ドーム状の形ができるにはまだ時間がかかりそうです。

こちらは、補助線街路第322号線から複合棟Ⅱを見上げた写真です。上部は変化が見られましたが、低層階は大きな変化は見られません。前回の写真と見比べても、一番変化のないスポットだと思います。

2024年9月24日

高輪二丁目交差点から複合棟ⅠSouthを見上げた写真です。こちらの棟は今年度(2024年度)開業予定のため、9月の初週に取材した際にすでに完成形に近く、特に大きな変化は見られませんでした。ところどころ中の明かりがついていたことから、一部ではすでにテナントの準備にかかっているのかと思われます。

この写真は泉岳寺交差点から複合棟ⅠNorthを見上げた写真です。1枚前の写真同様、前回の取材から特に変わった様子は見られませんでした。ビルはおおむね完成していると思われます。低層階は現在、特に工事が進められているようでした。取材時も多くの作業員やトラックが入っていくのがみられました。

こちらも泉岳寺交差点から撮影したもので、複合棟Ⅱの写真です。前回の写真と比較してみると、2階分窓ガラスの建築が進んでいるのがわかります。こちらも現在、特に工事が進められているところで、多くの作業員の方が働いているのがみられました。

この写真も同じく、泉岳寺交差点から複合棟Ⅱの低層階を撮影したものです。前回の写真と見比べても特に変化が見られませんでした。隈研吾氏が手掛ける文化創造棟もまだ形がなく、これから建設される模様です。

こちらも文化創造棟予定地を撮影したものです。こちらも大きな変化は見られませんでした。しかし、前回の取材よりも重機の台数が増えているので、これから徐々に建設されていくのではないかと想定されます。これからの変化をお楽しみに!

この写真は、補助線街路第322号線から複合棟Ⅱを見上げた写真です。上部は変化が見られましたが、低層階は大きな変化は見られません。しかし、複合棟Ⅱと複合棟ⅠのNorthを結ぶ歩道橋に上る階段に、鉄骨が設けられているのがわかります。低層階の工事も山場ということなのでしょうか、開業が楽しみですね。

最後の写真は前回と違い、高輪二丁目交差点から品川方面に向かって撮影した写真です。当社が入る品川インターシティも少しだけ写っていますね!こちらは5街区と呼ばれ、「品川への将来ネットワーク」として開発プロジェクト概要に記載されています。具体的な構想は未発表なものの、現在レポートしている品川駅高輪口の開発との連携も見られるのかもしれませんね。

未来都市への第一歩 京急が描く国際都市品川の再開発をレポート(9月24日最新) | チームワーク
株式会社コントロールテクノロジーは品川駅から徒歩5分の品川インターシティに本社を構えています。2024年9月10日の社内報で、JR東日本が中心となって進めている
teamwork.controlgroup.jp

2024年9月2日

高輪二丁目交差点から複合棟Ⅰを見上げた写真です。複合棟Ⅰは、今年度(2024年度)末にオープン予定のため、既にビルの形ができあがっていました。交差点からは、当社が入る品川インターシティを見ることもでき、身近なスポットであると実感しました!

泉岳寺交差点から複合棟ⅠNorthを見上げた写真です。駅を出てすぐNorthにたどり着くことができるため、交通アクセスも抜群ですね!

こちらも、泉岳寺交差点から複合棟Ⅱを見上げて撮影した写真です。こちらのビルのオープンは、複合棟Ⅰの1年後である2025年度(2026年3月)中開業とのことでしたが、7割近く完成しているように見受けられました。ここにはオフィスがテナントとして入るそうです。すごく素敵なビルですね!

こちらも泉岳寺交差点で撮影した写真です。タワークレーンがたくさん見られました。こちらは、隈研吾氏が手がける文化創造棟ができる予定です。現在はまだその面影は見られませんでした。

隈研吾氏は、本施設の最寄り駅である高輪ゲートウェイ駅も手掛けています。ぜひ高輪ゲートウェイシティを訪れた際には、駅もチェックしてみてください。

こちらは文化創造棟の建設予定地です。まだ面影はないですが、これからレポートが楽しみなスポットの1つです!

補助線街路第322号線から複合棟ⅠNorthを見上げた写真です。ビル低層階からは、まだこれから建設を進める様子がうかがえます。上部にはオフィスやホテル、低層階には飲食店のテナントが多く入る予定だそうです。

こちらも複合棟ⅠNorthの低層階を拡大して撮影した写真です。写真の左側すぐにJR山手線高輪ゲートウェイ駅があり、オフィスが品川の皆さんでも行きやすいため、勤務後に高輪ゲートウェイシティでごはんなんて日も素敵ですね。

これからも毎月、高輪ゲートウェイシティの開発の様子をお届けします!お楽しみに!