予約インフラへの進化|歩んできた道、そして描く未来 ─ コントロールテクノロジーの挑戦

スマホひとつで予約が完結する時代。そんな今でも、デジタル化の波に乗り切れずにいる企業や個人は、まだ数多く存在しています。
「最先端のテクノロジーを、もっと多くの人の手に届けたい」――そんな想いから誕生したのが、クラウド予約システム「RESERVA」です。この記事では、RESERVAが創り上げようとしている世界観についてお話しさせていただきます。

RESERVAはリリースから10年の歳月を経て、累計導入実績35万社、年間3,000万件の予約を支えるまでに成長しました。しかし、私たちのゴールは、単なる予約ツールの提供ではありません。
目指しているのは、人々の暮らしや企業の活動を支える“インフラ”として、未来をより確実に、より自由に設計できる世界を創ること。

目次
  1. 予約システムの誕生、インフラへの進化
  2. コントロールテクノロジーが目指すもの
  3. グローバル展開と将来への展望
  4. サステナビリティの取り組み
  5. まとめ

予約システムの誕生、インフラへの進化

2013年夏、東日本大震災からの復興が進む日本において、「日本経済を支える中小企業の事業継続を支援したい」という想いから当社は設立されました。創業当初は大手金融機関や大手企業向けに最先端技術のコンサルティングサービスを主に提供していましたが、「私たちが持つ技術とノウハウをもっと多くの企業に届けたい」という創業時の志を胸に、やがてIT企業や、資金に限りのある中小企業・個人事業主の皆さまに向けたサービス開発へと大きく舵を切りました。

そして、100を超えるビジネスアイデアから生まれたのが予約システムRESERVAです。当時、オンライン予約は一部の業界でしか普及していませんでした。業界特化型の予約サイトは存在していましたが、さまざまな業種で汎用的に使える予約システムはありませんでした。

2014年11月1日に予約システム「RESERVA」をリリース。「誰もが使える予約システム」というコンセプトは社会に急速に受け入れられ、RESERVAは業界最大シェアの予約システムへと急成長。2021年には日本政府及び地方自治体と提携関係を構築し、RESERVAは新型コロナウイルスワクチン接種予約としても活用されるなど、社会的にも重要な役割を担うようになりました。(延べ700万人へのワクチン接種の予約を処理しました)

デジタル化が進んだ今でも、まだすべての人がテクノロジーの恩恵を享受できているわけではありません。だからこそ当社は「誰もが使える」サービスを創るというビジョンを持ち続け、予約インフラとしての進化を追求しています。

コントロールテクノロジーが目指すもの

当社のパーパスは、
「予約システムを通じて、自由な時間を創出し、安心感を提供する」こと。

この一文には、単なるシステム提供にとどまらない、私たちの社会的使命と存在意義が凝縮されています。
単なる業務効率化にとどまらず、ユーザー一人ひとりの「時間」と「心のゆとり」を生み出す――
それこそが、私たちがこの事業に取り組む理由です。

まず、RESERVAがもたらすのは「自由な時間の創出」です。
これまで電話応対や手書きの予約台帳管理に追われていた業務が、RESERVAの導入によって大幅に効率化されます。
24時間365日、自動で予約を受け付けることで、事業者は本来注力すべき業務や、大切な人と過ごす時間に、より多くのエネルギーを注ぐことができるようになります。

人生において最も貴重な資源――それは「時間」です。
その時間を取り戻すことは、ビジネスの質を高めるだけでなく、人生そのものを豊かにすることにつながると私たちは信じています。

次に、「安心感の提供」です。
予約とは、未来の不確実性を確実な予定へと変える行為です。
明日の会議室、1週間後のホテル、1ヵ月先の診療――こうした未来の一点を「予約」というかたちで確約することで、人々は安心してその日を迎えることができます。

また、RESERVAは、年間3,000万件以上の予約を安定的に処理する「インフラストラクチャー」です。道路や水道、電気といったインフラが社会基盤として欠かせないように、日々の企業活動や人々の日常生活を支える土台(インフラ)であり続けることを目指しています。

そのために「安心・安全なサービスを創ろう」という価値観を大切にし、サービス開発に真摯に取り組んでいます。事業規模、ITリテラシー、利用環境を問わず、誰もが安心して使える安全なサービスを提供するために、システムの安定性と継続性を重視しています。

グローバル展開と将来への展望

当社は創業当初から、国内市場だけでなく世界を見据えたサービス開発を進めてきました。その結果、RESERVAは現在、世界85カ国以上の国と地域で利用されるグローバスサービスへと成長しました。

日本国内でNo.1の予約システムとしての地位を確立したRESERVAですが、今後は「世界No.1予約システム」を目指し、さらなる進化を続けていきます。多言語対応や全世界のタイムゾーンに適応した開発機能により、言語や文化の異なる国々でも同様の高品質なサービス提供を実現し、各地域のニーズに寄り添いながら、RESERVAは国境を越えて活用されています。

グローバル化を進める上で当社が大切にしている価値観の一つが「グローバルに考えよう」です。世界に広く普及するサービスを創るために、世界各国のウェブサービスを研究し、常にグローバル視点で考えることを重視しています。また、日本独自の文化や習慣にとらわれすぎず、世界共通の価値を提供できるサービス設計を心がけています。

今後も新たな市場への挑戦と既存機能の強化を両輪で進め、グローバル市場においても世界のスタンダードとなる予約システムの構築を目指します。変化し続ける世界において、常に一歩先を行くサービスであり続けるために、新しい技術やアイデアを積極的に取り入れ、各国の異なる予約慣習や法規則にも柔軟に対応できる拡張性を高めていきます。

サステナビリティの取り組み

革新的なサービスを創出し続けるための重要なポイントの一つは、地域社会と良好な関係を構築しながら、優秀な人材と長期にわたる関係性を維持することにあります。

多くのステークホルダーに支えられている当社にとって、持続可能な社会に向けて責任を果たすことは、単なる社会貢献活動ではなく、企業の存続と発展に直結する重要な取り組みです。顧客と向き合いサービスを向上させることが最優先事項ですが、同時に社会全体の持続可能性にも貢献していきたいと考えています。

具体的な取り組みとして、環境面では再生可能エネルギーの積極的な活用や、地球環境への負荷低減につながるクラウドサーバーの導入を進めています。デジタル化を推進することでペーパーレス化を促進し、資源の節約に貢献することで、結果として環境負荷の軽減にもつながっています。

地域社会との連携においては、プロスポーツチームである湘南ベルマーレ、福岡ソフトバンクホークス、VC長野トライデンツへのスポンサー活動を展開しており、スポーツを通じた地域住民との交流や青少年の健全育成活動にも力を入れています。地域に根差した企業として、地域の発展に貢献することも当社の重要な使命です。ほかにも社会貢献活動の一環として、日本児童養護施設財団や日本生態系協会をはじめとする団体に継続的な寄付を行い、環境安全、人道支援、障がい者支援、動物愛護といった幅広い分野に貢献しています。企業活動の枠を超え、未来の世代が安心して暮らせる社会を築くために、これからも積極的な支援と行動を継続していきます。

また、予約インフラを提供する企業として、災害時や緊急時における社会的責任も果たしています。2021年のコロナワクチン接種予約システムの提供は、まさにその一例で、社会全体が危機に直面したとき、当社のテクノロジーが社会の安定に寄与できることを実感した経験です。

当社の社会貢献活動はこちら

まとめ

RESERVAを通じて当社が実現したいのは、すべての人がテクノロジーの恩恵を等しく受けられる社会です。IT人材の確保が難しい中小企業や個人事業主でも、最先端のデジタル技術を活用できる環境を整えることで、ビジネスの可能性を拡げます。同時に、大企業においては業務の効率化と標準化を促進し、複数拠点や部門をまたいだ予約管理の統合を実現します。また、自治体・官公庁では市民サービスのデジタル化を支援し、公共施設や行政サービスの予約をスムーズにすることで、行政のDX推進にも貢献しています。

最後に、就活生の皆さんへ。当社とともにテクノロジーの力で社会を変えませんか?コントロールテクノロジーでは、誰もが使える便利なインターネットサービスを創り続けるという夢を共有できる仲間を求めています。日本発の予約システム「RESERVA」を世界標準にする挑戦に、ぜひ力を貸してください。予約インフラを通じて人々の生活をより豊かにする未来を創造しましょう。

採用情報やインターンシップについては、当社採用サイトをご覧ください。会社説明会やカジュアル面談も随時実施しています。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

2026年卒ページhttps://newgrads.controlgroup.jp/tech2026/
2027年卒ページhttps://newgrads.controlgroup.jp/tech2027/