新卒でタイの企業に就職し、出版メディア業界を中心に海外企業で活躍後、コントロールテクノロジーのベトナム支社、コントロールHRTに入社した有田さん。これまでのキャリアやマーケティング業務のやりがい、今後の目標についてお伺いしました。
一貫した海外キャリア。人との出会いが財産
―――長い海外キャリアを経験していると聞きました。まずその経緯を教えてください。
私の人生を大きく変えたのは大学時代、アメリカへ留学したことがきっかけです。帰国後に偶然、新卒でも応募可能なタイ・バンコク企業の求人を見つけて、留学中に仲良くなったタイ人の友達もいるしと興味が出て応募したところ無事内定をもらい渡泰することになりました。
それからは1回も本帰国せず、バンコクの後はシンガポール、ニュージーランド、ベトナムへと、出版メディア業界を中心に転職をしました。まさか10年以上も国外で過ごすことになるとは、と自分でも現状に驚いています。
―――現在はマーケティング部門のマネージャーですが、入社前もマーケティングの仕事が多かったのでしょうか？
編集の仕事がメインでした。主に海外現地の日本語無料誌の編集に携わり、拙い英語を駆使しながら現地で取材を繰り返し、各国のトレンド情報やニュースを集めては企画を立てて誌面にする。それがとても楽しく充実した日々で、自分の肌にも合っていました。
勤めた各社では、ある程度の立場も経験させてもらえました。後輩の教育係を務めたり、雑誌の編集責任者になったり、日本のラジオ番組に出演し各国から現地情報をリポートしたりと。これまで積んできたすべての経験と出会いは、人生の大きな宝物となっています。
そして、ある程度その国のことを知り、次の世界が見たいと感じるようになると、出国の準備を始める流れは定番化。そのたびに一応は本帰国を意識しますが、日本はいつでも帰れるし、もう少し近隣諸国を見てみたいとの思いが強くあり、運よく転職先が見つかって移住は繰り返されてきたのです。
これまでのキャリアを活かしてIT企業のマーケターに
―――コントロールHRTに入社したきっかけを教えてください。
日本の有名な雑誌が廃刊・休刊するというニュースを見て、今後の人生について漠然とした不安が生まれたと同時に、IT業界ってすばらしいという気持ちが芽生えました。いつかIT業界に入ってみたい。そう考えていた時にコントロールHRTの拠点代表（当時）と日本人会を通じて知り合いました。
自身にIT企業への興味関心が強かったことから、一緒に働かせていただきたいと感じ、応募しました。拠点代表として管理職経験ができる点にも魅力を感じ、海外キャリアの集大成になると感じました。
―――現在はどのような仕事をしていますか？
マーケティングマネージャーとして、コントロールHRTとコントロールテクノロジーのマーケティングチームを統括しています。
マーケティングチームでは、「RESERVA」の機能・特徴、活用のメリットなどをより多くの人に理解していただくため、オウンドメディアで記事化、公式YouTubeチャンネルで解説動画を制作し、展開しています。また、SNSマーケティングにも力を入れており、学生アルバイトを中心としたメンバーで日々アイディアを出し合ってマーケティング活動に従事しています。いわゆるWebマーケティングの基礎となる、リード獲得～リード育成のプロセスに寄与すべく、SEO対策なども行いながら、ノウハウを高めています。
―――とても魅力的な仕事です。マーケティングチームにはどのようなスタッフがいますか？
10名超のチーム編成です。皆さんライターや動画制作に興味があってジョインしてくれていて、それぞれが得意分野を活かしながらコンテンツを制作する環境があります。基本は自分のPCに向き合い作業するので静かなオフィスですが、MTGを実施して意見交換やアイディア共有の機会を設けているので風通しが良いと思います。
チームメンバーと協力してトレンドをキャッチ。RESERVAをより多くの人に知ってもらいたい
―――海外キャリアでしか得られないもの、今の業務で還元できるものはあるでしょうか。
海外キャリアでは、現地スタッフとのコミュニケーションを通じて、異文化理解を学ぶ機会がたくさんあります。日本に比べて短く終わるミーティング、全員が積極的に意見する、発言する環境は、当チームでも取り入れたいと思い、積極的にメンバーから意見を出してもらうよう促しています。
また、反対に今の学生から学ぶことも本当に多いです。特にSNSマーケやインフルエンサーマーケ（YouTuber、インスタグラマー等）については目まぐるしくトレンドが変化しています。お互いに有力な情報をシェアし、自分事として捉え、RESERVAのマーケティングにどう活かせるか、こうしたことに相乗効果が生まれていると感じます。
―――今後の目標を教えてください。
現状の導入実績に甘んずることなく、RESERVAの良さ、利便性を、全世界の人に広めるべく、コンテンツ制作を強化していきたいです。また前述のように日々変わるトレンドをタイムリーにキャッチし、適切なマーケティング戦術を練ることを意識したいと思っています。
当社は自社開発システムとして、自分たちで開発、運営する企業です。日々社内のエンジニアやデザイナーの方々が開発に、カスタマーサポートチームがお客様対応に、コンサルティングチームが導入支援に励む姿を見て、こうした自社努力を最大限に広められる、そんな使命を当チームに感じています。
―――最後にこの記事を見ている読者の方にひとことお願いします。
当社が提供する予約システム「RESERVA」は、企業・店舗のデジタル化にはもってこいのサービスです。その認知度を高めるべく、お客様への活用事例取材やPR記事の作成なども行っています。それがこれまでの出版メディア業界経験を活かせる職種だと分かり、迷いなく求人に応募して今の私があります。
皆さんそれぞれがもつ強み、キャリアビジョンを叶える場所として、ぜひ応募してみてほしいと思います。
（終）
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※掲載の仕事内容、所属は取材当時のものです。