株式会社コントロールテクノロジーは品川駅から徒歩5分の品川インターシティに本社を構えています。
昨年9月から追い続けている、京浜急行電鉄(以下:京急)の品川駅高輪口周辺再開発。まだ工事の全貌は見えないものの、品川の街は少しずつ、そして着実にその姿を変えつつあります。

本記事では、昨年3月に話題となったトヨタの本社機能移転のニュースや、注目が集まるリニア中央新幹線の最新動向にも触れながら、再開発の工事がどこまで広がっているのかをレポートしていきます!
「たしかに、品川駅ってこんな感じだったよね!」と、この記事を数年後に読み返したときに感動するはずです!

目次
1.旧シナガワグース跡地にトヨタの本社ビルが移転 京急と協力して次世代モビリティプラットフォームを設置

トヨタの本社が移転する旧シナガワグース跡地は、1970年から2010年にかけてホテルパシフィック東京が営業され、その後、2011年にシナガワグースとして再開業。ビジネスホテルや飲食店、結婚式場などが入る複合施設として親しまれてきました。しかし、建物の老朽化が進み、トヨタと京急による再開発が予定され、2021年に閉館して解体されました。
そして現在、シナガワグースの場所に新しい複合施設の建設が進められています。新しい施設は地上29階、地下4階建てで、トヨタのオフィス、商業施設、ホテル、国際会議場(MICE)などが含まれる予定です。このプロジェクトは、2025年度に着工し、2029年度に開業する予定です。
トヨタの新しい本社では、社内にリアルなモビリティが搬入でき、社内の多様な人材がクリエイティビリティを発揮できる環境づくりを目指しています。そして、トヨタ社内だけでなく、国際都市の品川が、新たなモビリティのファーストプレイスとなり、品川の街を活気づける存在になるでしょう。
2.リニア中央新幹線計画で品川がビジネスの中心に

品川駅は、電車やタクシー、バスに加え、多様なモビリティが導入されることで、交通の利便性が向上し、ストレスフリーな街づくりが期待されています。
さらに、新型モビリティハブの整備に加えて、リニア中央新幹線の開通も計画されています。当初、東京(品川)~名古屋間の開業は2027年を予定していましたが、静岡県内の工事遅延などにより、2034年以降に延期されています。 全線開業後は、東京~名古屋~大阪間を約1時間で移動できるようになり、ビジネスや観光の利便性が飛躍的に向上すると予想されています。
この計画は、東海道新幹線の経年劣化や大規模災害に対するリスクを軽減し、日本の大動脈輸送を二重化することを目的としています。また、三大都市圏(東京・名古屋・大阪)の一体化により、スーパー・メガリージョン(巨大な経済圏)が形成され、経済活動が活発化し、新たなビジネスチャンスや雇用の創出が期待されています。品川の再開発と相まって、さらなる発展が見込まれます。
3.現地レポート(随時更新)
2025年4月18日

前回と同様、駅前の歩道橋から品川駅舎を撮影しました。以前と比べて大きな変化はありませんが、着々と工事が進められている様子が見て取れます。現在、敷地内には工事車両や重機が多く、ここに交通広場や商業施設ができるとは想像もつきません。今後、この場所がどのように様変わりするのか、期待に胸が膨らみます!

この写真は、歩道橋から品川駅の大崎方面を撮影したものです。写真の中央右あたりに京急新ホームが見えますが、先月に比べて手前側のホームの高さが若干高くなっているように見受けられます!完成は2029年とかなり先ですが、すでに駅やホームとしての体を成していることから、来るべき新ホームの利用に胸が躍りますね!

こちらは、品川駅前の横断歩道を渡り、Wing高輪(ウィングタカナワ)前から撮影した写真です。先月の様子と比べてみると、交番の裏に水色の幕が張られた骨組みのようなものが建設されていました。今回、クレーンが動いている様子は見られませんでしたが、今後開発のスピードが上がるにつれて、クレーンの動きも活発になっていくでしょう!

京急品川駅前から撮影場所を移動し、JR品川駅山手線の東京・上野方面ホームまでやってきました!ホームから高輪ゲートウェイ駅方面を望むと、複数の重機とともに作業員の方が工事を進めている様子がはっきりと確認できました。

広告裏の暗い場所では、明かりを灯して作業を進めている様子が見受けられます。大がかりな作業はしていませんでしたが、クレーンや工事車両が数台置かれていました。これから徐々に作業が開始されるのだろうかと心が躍ります。

こちらも、さきほどと同様にJR品川駅山手線の東京・上野方面ホームから撮影した写真です。重機が置かれていましたが、作業している様子や先月から大きく変わった箇所はありませんでした。

画角を変え、こちらはJR山手線の東京・上野方面ホームから大崎駅方面を撮影したものです。高輪口の歩道橋から新ホームを望んだ際、ホームの高さが高くなっているように見えましたが、JR山手線のホームから新ホームを見てみると、よりはっきりと変化を感じ取ることができます。ホームが延伸するとともに、さらに上部に鉄骨が配置され、空を見上げるほどに高さが増しているのがわかります。駅の建設現場や構造を、こんなにも間近で見られる貴重な機会はありません。京急品川駅の完成を心待ちにしながら、日々の変化を楽しみましょう!
2025年3月26日

これまでのレポートでは、国道上空にかかる歩道橋から撮影していましたが、現在は品川駅舎側の階段が撤去されており、上ることができなくなっています。これは再開発の一環とみられ、将来的には歩行者空間や広場を兼ねた「国道上空デッキ」として整備される予定です。

こちらは、一部残された歩道橋から品川駅舎を撮影した写真です。これまでよりも長いクレーンが使用されており、引き続き工事が進められている様子を確認できました。以前から多くの重機が配置されていますが、現時点では建物そのものに大きな変化は見られません。今後の進展が注目されますね!

Wing高輪(ウィングタカナワ)前から品川駅の大崎方面を撮影したものです。以前と比較すると、稼働しているクレーンの数が増えており、京急新ホーム工事が加速している様子をうかがうことができます。

ここからは、JR品川駅山手線の東京・上野方面ホームから撮影した写真を紹介します。このカットでは、山手線ホームから京急線ホーム方面を望んでいます。これまで主に大崎方面で進められていた京急線関連の工事が、高輪方面にまで拡大している様子がはっきりとわかります。

広告がかけられている柱の裏にも多くの重機があり、工事を進めている様子が伝わってきます。撮影のたびに、こちらで作業している方も増えているように感じます。

駅構内の広告に、新たに「NEWoMAN TAKANAWA」のビジュアルが登場していました!駅を訪れる人々の目を引くデザインで、開業への期待がますます高まります。なお、「高輪ゲートウェイシティ」については、別の記事で詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひそちらもご覧ください!


こちらも、JR品川駅山手線の東京・上野方面ホームから撮影した写真です。奥に見える高架線路のような構造物が、日を追うごとにホーム近くまで迫ってきています。毎回同じ画角で撮影しているからこそ、その変化をより明確に感じられます。後景に見える空は狭まりつつあり、構造物の存在感と工事の進展が、写真からも伝わります。

実際に、多くの作業員の方が現場で作業しています。写真でも、工事が現在進行形で進められている様子を捉えています。こちらは、ホームから肉眼で工事の様子を確認できる貴重なスポットとなっているので、ぜひ出退勤時などに立ち止まって、日々変化する現場の様子を眺めてみてくださいね。
2025年2月18日

この写真は、国道上空にかかる歩道橋から高輪口を撮影したものです。クレーンの位置も前回と変わらず、この場所から再開発の様子をとらえるのは困難でした。

本記事の撮影を毎回行っている国道15号上空の歩道橋が利用停止されていました。期日は2月8日(土)午前1時以降とされており、期限はなく、今後、歩道橋そのものが撤去される予定とのことです。この場所は再開発の一環として、次世代モビリティハブになる計画が進められています。今後は撮影場所を変更しながら、京急再開発レポートをお届けしていきます!

こちらは、品川駅高輪口駅前の横断歩道を渡り、Wing高輪前から品川駅を撮影したものです。オフィス街のビルを背景に、多くの重機が見られます。現場が柵に囲まれており、地上からの撮影では、具体的にどのような工事が進められているか伝わりづらいですが、重機の音が鳴り響いていたことから、再開発は進んでいると思われます。

こちらは、国道15号線上の歩道橋のうち、現在も上ることが可能なエリアから撮影した写真です。再開発が進む品川駅の高輪口を一望することができました。京急線のホーム下には鉄骨が組まれており、工事が進められている様子が確認できます。後述では、JR山手線ホーム側から撮影した写真も載せているので、ぜひ注目してみてください!

大崎駅方面では、引き続き大型クレーンの姿が確認できました。これらは新ホーム建設のために使用されていると考えられます。現在のところ、大規模な工事が進行中であり、まだ完成までには時間がかかる見込みです(2029年中完成予定)。今後、工事が本格化するにつれて、さらにクレーンの数が増えていく可能性も考えられます。

ここからは、JR品川駅山手線の東京・上野方面ホームから撮影した写真を紹介します。こちらは、山手線ホームから京急線ホーム方面を撮影した写真で、品川駅高輪口のちょうど裏側に当たる位置です。以前の写真と大きな変化は見られませんが、重機や作業員の数が増え、工事の範囲も拡大しているように見受けられました。

こちらも、JR品川駅山手線の東京・上野方面ホームから撮影した写真です。まだ大きな変化は見られませんが、鉄骨の数が増えていることから、さらに建設が進められていく様子が伝わってきました。

こちらの写真は、JR山手線の東京・上野方面ホームから大崎駅方面に向けて撮影したものです。撮影場所は毎回同じですが、工事範囲が広がり、奥にあった建設物が次第に撮影画角内に近づいてきています。駅の郊外からもクレーンが見えるため、大掛かりな工事であることがわかります。新設ホームの完成はまだ4年後ですが、通勤が便利になる人も多いと考えると、期待が高まります。
2025年1月22日

この写真は、国道上空にかかる歩道橋から高輪口を撮影したものです。前回の撮影では見られなかった大型のクレーンが写っています(画像中央・青色)。開発が進められていると思われますが、歩道橋の上からは大きな変化を感じ取ることはできませんでした。

こちらの写真は、一枚目と同じ場所から高輪ゲートウェイ駅方面を撮影したものです。前回に比べ、クレーンなど重機の数がかなり増えました。また、画像の後景まで工事が進んでおり、駅ビルの建設がいよいよ開始されたのかと想像できます。

先ほどの写真と同じ場所、同じ角度から、品川駅を拡大して撮影したものです。JR山手線のホーム付近まで工事が進んでいる様子が確認できます。まだ上部に建物は見られませんが、鉄骨が組まれるなど、本格的な建設が始まっていることがわかります。このように着々と進む工事を見ていると、品川駅へ通勤するのがますます楽しみになりそうです。

この写真は、毎月撮影している歩道橋からWing高輪を撮影したものです。右手前にある緑の幕で囲まれた部分が増えてきているのがわかります。おそらく高輪口再開発の一環として、Wing高輪の入り口も国道上デッキの工事に合わせて新しくなるのではないかと思われます。

先ほどの写真と同じ場所を歩道橋からのぞき込んで撮影した写真です。前回の撮影で更地になっていた場所ですが、工事に関する道具が多く置かれていました。

Wing高輪前から品川駅の大崎駅方面を撮影した写真です。国道15号線からでもはっきりと確認できるほど、大型のクレーンがいくつも稼働しており、工事の規模感が伝わってきます。高輪方面だけでなく、大崎方面の再開発もこれからの変化に注目が集まりそうです。

京急品川駅前に新たにこのような看板が設置されていました。「人が主役の都市交通ターミナル」という魅力的なキャッチフレーズと、生まれ変わる品川を象徴するイメージ写真が描かれています。現時点では写真のような姿はまだ見られませんが、その変貌が今から楽しみです!

ここからは、JR品川駅山手線の東京・上野方面ホームから撮影した写真を紹介します。この写真は、山手線ホームから京急線ホーム方面を撮影したものです。写真では伝わりづらいかもしれませんが、京急線側まで広範囲に工事が進められている様子が伺えます。撮影箇所の工事現場は毎回広がっていますが、駅の看板があり写真では奥の様子をうまく捉えられませんでした。通勤のときにぜひ実際の進捗を自分の目でチェックしてみてくださいね。

こちらもJR品川駅山手線の東京・上野方面ホームから撮影した写真です。前回から変化は見られませんでした。

JR山手線の東京・上野方面ホームから大崎駅方面に向けて撮影した箇所は、撮影するたびに工事が大きく進んでいることがわかります。前回もお伝えしましたが、新設ホームの完成予定は2029年とされており、まだ4年以上先とのことです。ただ、この工事のスピード感を見ると、予定よりも早く使えるようになるのでは?という期待が膨らみます。
今後も京急品川駅の再開発の様子をお届けするので、お楽しみに!